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Lentoくんの事

23日夜、今の今まで体の痛さを見せず普通に振る舞ってきて、毎晩甘えて一緒に寝ていた人間のお母さんの目の前で、ピタッと止まり魂が体からスッと抜けたそうです。

家族や先生達、生徒達を癒やしてくれた、一番気建ての優しい、オス猫Lentoくん。

生まれ捨てられてて一週間ぐらい、手のひらサイズでこの家にやってきて、みんなでミルクを哺乳瓶で飲ませるところからスタートした家族です。

 

24日の朝の今、布団の中で優しい顔で眠っています。

そう言えば22日には僕の眼の前で、黒猫の腹違いのお姉ちゃんForteに何秒も何秒もじっと静に鼻をくっつけていて、Forteもそれを静に受け止めキスのようでした。初めて見た光景で不思議な感覚を持ったのを覚えています。「Lento、どうしたの?」と聞いた僕に目を合わせて、甘えるような一声。「これで良いんだよ」という穏やかな目。

「僕はその時が来る、先に行くね」というお別れキスだったんだと後で気づきました。

 

24日、クリスマス・イブ。キリスト教の教会では特別な日。人々を癒す始まりの時、生誕ミサ。その日、そのミサの直前の時間での帰天。また次のお家で優しさを振りまくために生まれ変わる時って神様が決めたんでしょう?でもちょっと早すぎだよ。

24日の今日の夕方、レッスンを終えた生徒たちと一緒に火葬のお見送りです。

​今までありがとうね、Lentoくん。

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