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本を読む環境

下の写真は子ども達が手に取りやすそうな数十冊の本を中心に置いているコーナーです。


CPCEでは保護者様提供の本やここの研究用購入本などを子ども達にも自由に手に取れる様にしています。


幼児小学生に向いたものだけでも海外の絵本や英語学習用読本、少しだけどマンガなど300冊ぐらい?

他にも、先生用の本、いろいろな参考書や問題集(小学生を中心に)、プレゼンのハウツー本や、高校生ぐらい向けの文法参考書など多数(図書館でいくつかの本で調べる感じですね)、海外の教科書少しなどなど。

そして教材にもなるカード/ボードのゲーム他。


全方位にするのはいくら予算が有っても足りませんので、どうしても中高生向けや大人向けの資料はごく一部ですけどね。

あ、でも、4技能5領域として1領域明確化された「発表」 

プレゼンテーションの方法の理解や練習、プレゼン資料作成のいろはには十分な量の本があります。

中高生にはあまりあり大人レベルの量です。



幼児/小学生に話を戻しましょう。

英語時間が少ない日本の一般的な子ども達には、先生との濃いコミュ練という意識集中を伴うIN/OUT時間に加え、できれば絵本やゲーム・YouTubeから始まる楽しく浴びる量(俗に言う多聴/多読)、生活の中での親子の英語量が欲しい。

そんな中で、絵本を強く推奨しています。絵本読みから始まる自から頭の中でイメージを膨らませる脳トレ習慣が知力・英語力育成に効果的、重要だからです。



「多読・多聴」、よく聞く言葉だと思います。一方で「聞き流し」これもよく聞くと思います。


世の中には多聴多読の宿題システムをカリキュラムとする子ども向けのスクールもあります。

(大手フランチャイズなどでこれをする場合は自社の本を買わせる=収入源ですしね。5人に1人でもなんとなく、10人に1人びしっと前向きな結果が出れば良く、結果が出ない子は「鍛錬や意識が足らない」?)

転校してくる子達はその効果は効率的に出ているとは言い難く、「嫌いだった」と言いますね。 昔ながらの体育会系?精神論? 見せてもらうと内容も方法も楽しくないですし、やらされている感が強く受け身の暴露の状態や、イヤイヤ気分を膨らませながらの鍛錬という結果に陥るのが多い気がします。日本らしいといえばそうですね。

自ら理解したいという気持ちで認知能力や意識が上がり結果的に認知できたものが構造化されていく中で効果的な記憶が進む。それが正しい学習だと思うんですけど。



な・の・で、CPCEは押し付け/受け身での聞き流し多読多聴宿題カリキュラムはしません(笑)。


子ども達だって時間は貴重でやりたいこと・やらなきゃいけないことは沢山あります。親御さんも「他の教科もあるし、英語を好きになって、小学生のうちにできる方になって、中学で進んでいれば良い。宿題は多くなくて良い」ぐらいの方も多いです。 *子どもが特訓を望むときは子の限りではなく、その子と相談をしてできるところまで付き合います。

 (親だけの強迫観念・子どもへの強制意識や親の「子の放り投げ」は除きます)

僕たちも、子どもたちの笑顔は見たいけど曇った顔は見たくありません。


なので、先生と楽しく集中する英語4技能+文法やフォニックスというレッスンの基本方針に加え、

柔らかく包む環境づくりを考えます。例えば…


A.笑ってもらえる1ページ話を学習内容に合わせて描き下ろし、   子ども達と一緒に感情を込めた音表現で読む。

  ときに名作を一緒に眺めながら、多様なポイントを伝えながら、読める感覚を掴んでもらう。

B.本コーナーや自習解放など、緩く空気・雰囲気を作り、自主性を持った読書への萌芽に任せる。

C.子どもがお母さんと絵本を読む。そんな延長を期待する。

「絵本読みから始まる自から頭の中でイメージを膨らませる脳トレ習慣が知力・英語力育成に重要だからです。」とさっき言いましたが、実際、「成績の良いお家と書籍数は正の相関がある」という研究が日本にあります。親が学ぶ姿、親が一緒に本を読む環境づくり…これはとても大きいのです。忙しくても1日15分本を読んであげる、勉強を見てあげる。その小さな積み重ねは、子どものモデルでもあり、コミュニケーションでもあり、子どもの理解であり、...色々に通じます。

アニメは音声インプットと理解までが殆どです。 漫画の場合は文字を読みますし、言葉と絵から音や匂い空気の五感に膨らませる部分が増えます。でもこれらは殆どの場合知識の増強ではなく息抜きと気分転換です。ストリーミングです。だいたい親は一緒に見ませんし、コミュニケーションは発生しません。 絵本から進んでお話の文字本を読むときの想像力は語感全てを使います(心のなかに映像を作ります)し、その読書力が資料を読む&書く、知識を増やす力・構成力につながっていきます。


D. 生活で英単語/ショートフレーズからを期待する(幼児)など生活に英語感覚を持ち込んでいただく。 これも親子会話であり、親が学びのモデルです。



実は本棚を作っても、子ども達には素通りされるか、せいぜい「あ~絵本が増えた~!ねぇ、先生?...」の嬉しそうな顔とちょっとの立ち話で終わりなんですね。大抵は読みません(笑)。 でもね、子ども達とは、その自然な会話からなんだと思っています。保護者様との読書やYouTubeに関する会話も、そこからです。

小さい子は素直に絵本や動画は好きです。待ち時間に「読めた!」っていうときや絵本をめくっているときの子ども達の嬉しそうな顔、それらを見つけた瞬間は最高です。 小学生になって「僕本を読むのは嫌い」「(先生)家で何してるの?」「テレビでしょ、あとゲーム」こうなったら、悲しいですね。義務で勉強はしていても、学校の教科書も参考書や図鑑も、頭の中で拒絶が始まる…



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