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シンセティック・フォニックスについて




フォニックス?


大人の方で過去にフォニックスを練習したことがある方は「フォニックス=発音矯正練習」というイメージではないでしょうか?「カタカナ英語音を実際に外国人との会話ができる英語音にする練習をしたい」に答える練習法というイメージ。

フォニックスを知らないという保護者様も未だ多くいらっしゃいます。



本来のフォニックスの目的、なぜフォニックスが生まれたか?


日本語はほぼほぼかな文字は1文字が1音を表します。「お」と「う」が逆転したり、「が」や「ん」にいくつもの微妙な音違いが有ったりはしても、日本人的にはそうです(※外国人はこの他にもいくつもの???に気づきますが)。


これに対し、英語はそれどころではない言語の1つとして理解されています。1つの文字の音が他の文字との組み合わせや位置関係で色々な読み方に変わります。ときには音がありません。複雑ですね。そうすると読むのに苦労し、読めない人達が増えます。文盲率が下がるのです。それを回避するために、英語学習ではNativeも子どもの時に音と文字の関係のルール練習、フォニックスを幼児期から習います。

この段階で日本人の大人が大人になって学んだフォニックスの目的が日本人の目的的利用というのはおわかりいただけると思います。



2つのフォニックス


この方法には大きく分けて旧来型のアナリティック・フォニックスと、1970年代頃からイギリスで始まったシンセティック・フォニックスがあります。

アナリティック・フォニックスは日本でも長らくアメリカ版の輸入として実績を積んできたものです。

シンセティック・フォニックスは多くの国で主流になり、2000年以降日本のウェブサイトでも少しずつ記述が見られるようになった第2世代版です。目的に合わせて使い分ければよいと思いますが、大抵のサイトではその様に記載していますが、私はそして私達チームは、ESL(第2言語としての英語学習)の学習者では、特に子ども達では、そもそもの語彙量も無いという問題、日本語音が邪魔をしやすいので音を強く意識させたい狙いもあり、シンセティックフォニックスが良いとオススメしています。

既に英語のプレスクールなどに通ったりお家環境起因で基本の英会話が聞き取れる・話せるお子様(いわゆるネイティブ・ライク)の場合ですら、「実は...読めない」「実は書けない」などと相談をいただく時もあります。そういうときこそ、早期の治療に、短期のシンセティック集中特訓が最良の解の1つであるとも考えます。)



CPCEとフォニックス

日本の子ども達の一般的な英語学習ケースの課題と対策となる教授法を考えた時の1つに、フォニックスが1つの良い方法であると判断し私達はカリキュラムのメインの1つにフォニックスを選びました。そして最新の理論ベースの開発を目指す中で、海外の先生たちとのディスカッションの中で「シンセティック・フォニックス理論」に目を留め、今日に至ります。2018年のプロジェクトスタート時、日本では1冊だけシンセティックフォニックスの1つの流儀の翻訳本がでていました。JollyPhonicsです。でも、神奈川でシンセティック系を記述するサイト・それを提供するスクールはありませんでした。私もお恥ずかしい話ですが最初は違いが良くわからず...の中から、先生たちと調べ、子ども達への適用を研究授業する中で今のCPCEののPhonics+が生まれました。



日本での従来のフォニックス教育でメインとなっていた「アナリティック」の考え方


これはアルファベット順に子ども達に知られたいくつかの単語で頻出音を学びます(並び準自体はどうでも良いのですが、文字中心型発想は見え隠れします)。その後、アリタレーションやライミングと言った前方一致や後方一致の複数文字セットやサイレントeなどを学んでいきます。音を文字単語で確認していく作業です。ネイティブはこれでもOKです。


基本の音や単語の発音を既に知っているので適用して確認するので「そういうのが多いんだねぇ」で進みます。基本的に事前に持っている情報量や日々接する情報量が多いのでこれでも無理なく子ども達は取り込んでいきます。

日本の場合、これだけでは困るので、「シンセティック」と言っていないフォニックス教育でも、その概念がなかった従来から、教育者は工夫でそれなりに近しい対応をしてきていると想像します。



1970年代イギリス発「シンセティック」の考え方


アナリティック・フォニックスが文字通り分析型でスタティック(静的)であるのに対し、シンセティックフォニックスの基本的な考え方はシンセサイズ(合成)練習を使用したダイナミックなものを中心に添えたと捉えていただければよいと思います。


それって何??? ですよね?


これは分解された文字に対し音を強く意識し合成で確認することを意識した練習法です。一見アナリティックに似ています。絵カード、文字カード、発音と文字の紐づけ、アリタレーションやライミング、サイレント文字ルール、これらは一緒です。見た目誰でも分かる違いは、abc順ではなく頻度順に近い並びであることです(CPCEでは基本の頻度順(OxfordでもJollyでもそれぞれが独自の並び順を持っています)に加え、日本人の難しい発音ほか認知の難易度を意識して並び替えをしています)。 でも、それは本質ではありません。重要なのは文字を見て音を想像する合成訓練、そこでの音の強い意識化なのです。



CPCEのシンセティックフォニックス、Phonics+

私達は、文字を見て音を想像するシンセティックの合成訓練に加え、音(音群)を聞いて分解し文字(文字列・文字群)に置き換えるリバース練習、文字合成も多く行います。この双方向の練習、また日々の英語の4技能練習での際にもこれを意識させる声がけを挿入することで、日常の学習の中で音と文字を意識させる日々を過ごしてもらいます。


これらにより、(音を出せるという意味で)単語や文、お話の本を読める、ディクテーションがしやすくなり、綴ミスが減るなど様々な事が強化されます。


実際には発達年齢に合わせていくつかのバージョンが有り、基本の考えは同じですが、実際の学び方・教材は変わります。また、音学習の延長として、チャンクレベルなど文レベル会話に向けての音変化の練習をその後に加えていきます。単語がつながったときのリンキング、アクセントや工程、リズム感などですね。そこまでくれば、英語が自然になります。

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